駐車場は少し歩くとすぐに着いた

先生の車は黒いて大きい車なのですぐにわかった

私は先生の車の前でしゃがみ込んだ

ヴーヴー

ポケットに入れてあるケータイが鳴った

ケータイを開くと紗英ちゃんからの着信

「もしもーし!」

『葵ー!テンションが高いってことは矢沢とは会えた?』

「うん!会えたよ!」

『本当?よかったぁ!』

電話の向こうからしぃと千波の声が聞こえてくる

「詳しいことはまた話すね」

『うん!楽しみにしてる。あっ、しぃに変わるね』

「うん」

『もしもし!葵?会えたって本当?』

興奮気味なしぃ

「本当だよ」

『よかった!』

「ありがとね」

『いえいえ、今度は千波だって!』

そう言ってしぃは千波に変わった

『葵、よかったね!』

「うん。心配してくれてありがとー」

『全然いいよぉ』

千波と話していると

「おい。神崎」

後ろ姿から先生の声が聞こえた

振り返るとそこには先生がいた

「先生ー!千波、先生来たから電話切るね」

『わかったよー!また、話聞かせてね』

「うん。じゃあ、またね」

『バイバイ』

私は電話を切った