続・一途な彼女と意地悪な彼の物語

私は自分の部屋から出て階段を降りる

リビングに入ると

「葵、おはよう」

ママが言う

「おはよ」

「もう卒業だね」

「うん」

「早いなぁ。あっという間だったね」

ママの言う通り、本当にあっという間だった

3年は少し長く感じたけど

やっぱり、あっという間だった

その後、私は学校に行く準備をしてから家を出た

もうこの道をこの制服を着て歩くことは…

もう無いんだろう

今日で終わりになるんだろう

私はいつもよりもゆっくりと歩いた