ヤバい…

頂上直前だよ

私がそう思っていると

「おい」

そう先生に呼ばれた

私が振り返ると

チュッと先生の唇が私の唇に触れた

いきなりだったので

目を瞑るのを忘れていた

目を大きく空いたまま、先生とキスしている

数秒間そのままで頂上じゃなくなってから

唇が離れた

「本当、お前は…目を積むれよ」

「ごめん…いきなりでびっくりして」

「別にいいけど」

私と先生は向かい合わせに座っていたが

私は先生の隣に座った

「ねぇ、先生!先生も観覧車の頂上でチューとかしちゃうんだね」

「うるせぇ。お前がしたいかと思ったからだよ」

先生、照れてる

顔が少し赤いよ

「先生、葵。嬉しかったよ?」

「なら、よかったよ」

そう言い私の方を見た

ようやく目が合った

軽く微笑むと先生も笑い返してくれた