「キャー!高いよぉ」

「うわぁ。観覧車なんて久しぶりに乗ったよ」

「先生!人があんなに小さいよー」

「そうだな」

「車も!豆みたいだ」

「豆ではねぇだろ」

「例えだよ」

「そうですか」

窓の外を見て騒いでいる私

あ…

もう少しで頂上じゃん

なんか早い

これってまさか…

頂上で…

キスってことは

ないかな?

先生はそんなキャラじゃないし!

私は自分にそう言い聞かせた