続・一途な彼女と意地悪な彼の物語

「先生…大丈夫?」

ジェットコースターを降りてヨレヨレになりながら歩く先生

「大丈夫に見えるかよ…」

大丈夫そうには…

正直言って、見えない

「先生…ごめんね?」

「ん」

短い返事が返って来る

先生…

マジで気分悪そうだ

私はベンチを見つけると

「先生!ベンチ座ってて」

私は先生をベンチに座らせると自販機を探した

「あった!」

私は自販機で水を買った

急いで先生の元へ戻る

「先生ー!」

ぐったりしている先生

「お前、こんなところで先生とか叫ぶなよ…」

小さな元気のない声で言う

「ごめん…はい!お水買ってきたよ」

私は自販機で買った水を渡した

「おお。ありがと」

先生はペットボトルのふたを開けて水を飲んだ