「まだかなぁ…まだかなぁ…」

そう言って窓の外を見ていると

「先生見て、観覧車だよ!ほら!」

観覧車にテンションが上がる

私は先生の腕を引っ張る

「危ねぇから離せよ」

「じゃあ、見てよ」

「ああ。わかったよ、わかったから!」

先生は一瞬だけ窓の外を見た

「後で乗ろうね!」

「はいはい」

「やったぁ!」

観覧車がだんだんと近づく

そして、目の前には大きな観覧車

「着いたぞ」

「キャー!早く行こっ」

私は車から降りる

「先生ー!早く!」

私はテンションが上がり過ぎて走り出そうとすると

「危ねぇだろ!」

先生はそう言って私の腕を引っ張った

びっくりして目がまん丸になる私

「急に走り出すんじゃねぇよ」

きょとんとする私の腕を引っ張りながら歩いて行く先生