続・一途な彼女と意地悪な彼の物語

ピンポーン

インターホンの音が聞こえた

その音で私は目が覚めた

「…来た?」

「起きたか」

ピンポンピンポンピンポン

「これは中川達だな…」

インターホンを何回も押すのは紗英ちゃんしかいない

「葵出てくるね」

「おう」

私は玄関へと歩いて行った

ピンポンピンポンピンポン

もう…本当に紗英ちゃんは…

「はいはーい」

ガチャ

「あおちゃーん!!」

そう言って私に抱きついてきたのはアイちゃん

「アイちゃん!亜樹君もー!久しぶりだねー」

私はアイちゃんの頭を撫でた

弘樹に抱かれている亜樹君はあーあーと言っている

「紗英ちゃん、インターホン押し過ぎだよー」

「インターホン押してたの愛美だもんねぇ」

「ねぇ!」

紗英ちゃんとアイちゃんは顔を見合わせて言った

「なら、安心だよ。今でもインターホン連続で押してるかと思ったよ」

「あたしだってもう、子供じゃないんだから」

「アハハ!そうだね。あっ、どうぞ入って!」

「「おじゃましまーす」」

4人は声を合わせて家の中に入る