ガチャ

先生が扉を開けて電気を付ける

「適当に座ってろ」

「うん」

先生の部屋はあまり家具がない

あるのはテレビにソファーに小さなテーブ

シンプルなお部屋

家具は白と黒ばかり

いかにも先生の部屋って感じがする

私はソファーに座った

黒色の皮のソファー

少し冷んやりしている

「はい。コーヒー」

「…」

「どうした?」

「ねぇ、先生。砂糖とミルクある?」

「あー。あるかな」

先生はキッチンの方へと戻って行く

「あった」

「ありがと」

私は先生から受け取った砂糖とミルクをコーヒーの中に入れた

「おいしー」

「お前、砂糖とミルク入れねぇとコーヒー飲めねぇのか?」

「うん。コーヒー苦いもん」

「ガキだな」

「違うよ」

コーヒーを飲みながらお話