夜になり先生に電話をかけた

プルル…プルル…

『はい』

先生の声が聞こえる

「葵だけど…」

『今日はメールじゃなくて電話なんだな』

「うん」

『どうしたんだよ』

「…告られた…」

勇気を出して言った

『誰にだよ』

「仕事の人に」

『なんて返したんだよ』

「彼氏が好きなのって言った」

『…』

先生は何も言わない

「ねぇ…」

『あ?』

「秘密はヤダからちゃんと言ったよ」

『ああ』

「先生も秘密はしないでね」

『わかった』

「約束だよ?」

『ああ。わかったよ』

その後は2人でくだらない話をしていた