「ねえ、康太君。愛歌が今ファンレターの返事書いてるんだけど、字とか間違ってないか見てくれない?」

「いいですよ。愛歌、字とか間違えそうだから」

「本当? 助かるわ」

「じゃあ、康太。私の部屋に行こ」

「おう」

部屋に行った。

「すげぇ。愛歌、こんなにファンレターもらったのか?」

「うん。それで2週間前から徹夜してファンレター全部読んだの。今日からファンレターの返事を書いてたの。だから字とか間違ってないか見てくれる?」

「おう。だから今日、寝坊したのか」

「うん。でも、康太のおかげで何とか間に合ったけどね」

「ああ、色気作戦か。最初は、そうしうと思ったけどやっぱり愛歌じゃ魅力ないかそうした」

「失礼な。確かに色気なんかないけど……」

私は、スネた。

「嘘だって」

康太は、言った。

本当にそう思ってるの?

「じゃあ、俺愛歌が書いたファンレターの字間違い確認するわ」

「うん。悪いけど、お願いね」

「おう。まかせろ」

私は、徹夜した。

何か眠いな~。

私は、うとうとしていていつの間にか寝ていた。

「おい、愛歌。起きろ」

「ん? 何で康太が?」

「また、寝ぼけてる。昨日、俺がお前んち言ってファンレターの字間違い確認してたら愛歌がいつの間にか寝てたんだよ。俺は、帰ったけどな」

「そっか。ごめんね」

「別に。それより、早くしないと間に合わないぞ」

「うん」

急いで下に降りた。