「愛歌、寝ぼけてるなあ。今日は、学校だぞ」

「えっ、学校?」

てっきり、休みだと思った。

あっ、そっか。

昨日は、日曜日だった。

「康太、今何時?」

「8時15分」

えっ、8時15分?

ヤバイ……急がなきゃ。

「康太、どうしよう……」

「とりあえず、急いで着替えろ。俺、部屋出るから」

「うん」

私は、急いで着替えた。

私は、下に降りた。

「愛歌、早く食べないと遅刻するわよ」

「うん」

私は、椅子に座って急いで朝食を食べた。

食べ終わったら急いで食器を交わした。

急いで歯磨きをした。

「よしっ。行くぞ」

「えっ、ちょっと待って。髪整えてないよ」

「そんな時間ないだろ」

「でも、髪変だよ」

「大丈夫だって。行くぞ」

康太は、私の手を引いて家から出た。

「よしっ。今から走ったらギリギリ間に合うか? それとも遅刻か? 遅刻だったらあの先生、うるさいぞ。どうする?」

「走る」

「よしっ」

私と康太は、急いで走った。

キンコーンカンコーン……

学校の予鈴が聞こえた。