「まあ、いいけどね。私も明日第2次審査のオーディションがあるんだ」

「そっか。頑張ってね」

「もし、落ちたら励ましてね」

私は、詩織が絶対受かると思ってた。

「大丈夫だよ。詩織なら」

「本当? ありがとう」

次の日―

今日は、私が載ってる雑誌が発売する日。

そして詩織のオーディションの日。

詩織、受かるといいな~。

私は、本の売れ行きが気になってすぐ近くにある本屋に行った。

本屋は、結構人が多かった。

私は、ピチピッチの雑誌を探した。

あっ!!あった。

ピチピッチを見てる人も居れば買ってる人も居た。

うれしいな~。

私は、それを手に取って見て見た。

私は、ペラペラページをめくった。

あっ!!咲さんと香織さんだ。

私も載ってる。

私ってこんな感じに載ってるんだ。

やっぱり咲さんと香織さんは、すごいなあ~。

だって私何かより慣れてるって感じだもん。

お母さんにまだあげてない。

お母さん、知らないよね。きっと。

私は、ピチピッチの雑誌を元に戻して本屋から出て家に帰った。

家に着いた。

「お母さん、これ」

私は、ピチピッチの雑誌を渡した。

「愛歌が載ってる雑誌?」

「うん」

「ありがとう。大切に持っとくわ」

よかった。

お母さん、喜んでくれてる。