学校に着いて急いで上履きを履いた。
「じゃあーな」
「うん」
私は、教室に行った。
「詩織、おはよう」
私は、元気よく言った。
「康太君と仲直りしたんでしょ?」
詩織は、聞いて来た。
何で分かるの?
「何で分かるの?」
「愛歌、見てたら分かるから」
「そっか。詩織、いろいろありがとね」
「もう、慣れてるから」
ムッ
詩織も康太も何で同じ事ばっか言うんだろ。
「愛歌、今日仕事ある?」
「分からない。多分、ないと思うけど……」
「じゃあ、もしなかったら2人で行こ」
「うん」
―放課後
詩織と帰ってるとケータイが鳴った。
「ごめん。ちょっといい?」
「いいよ」
私は、ケータイに出た。
「もしもし」
「高岡だけど、今日今から事務所に来れる? 渡したい物があるから」
「ちょっと待ってください」
私は、ケータイから離して小声で詩織に言った。
「ごめん。今日、今から事務所に行かないと行けないんだけどいい?」
「行っていいよ。じゃあ、今度行こ」
「うん」
私は、ケータイに耳当てて言った。
「はい。今から行きます」
「じゃあ、待ってるね」
ケータイが切れた。