「ご苦労様です」

お母さんは、宅急便の人にそう言った。

「ありがとうございました」

宅急便の人は、そう言って帰って行った。

朝食を食べ終わったらお母さんが言った。

「最近、康太君来ないね~。どうしたんだろうね? 愛歌」

「何で来ないんだろう?」

「まさか此間の事気にしてるんじゃないの」

「康太が気にするわけないよ」

「そう? 愛歌、もう学校に行くの?」

「うん。じゃあ、行って来ます」

私は、そう言って家を出て学校に向かった。

下駄箱で見た。

康太と康太にラブレターを渡してたあの子が一緒に話していた。

私は、くつ箱から上履きを取って教室に向かおうとした。

一瞬康太と目が合った。

康太は、目を逸らして笑ってあの子と話していた。

何で目を逸らすの?

私、何かしたかな?

私は、康太とあの子が話してる所を見たくなくて急いで教室に行った。

教室に入ったら詩織が居た。

「愛歌、おはよう」

「詩織、おはよう」

私は、机にカバンを置いた。

「愛歌、モデルやる事になったんだよね? 仕事とかもうした?」

「昨日、撮影あったよ」

「本当? すごいね!雑誌とか載るの?」

「うん。来週の土曜日に発売するピチピッチに」

「ピチピッチね。愛歌が出てるし、私買うよ」

「詩織、ありがとう」

「愛歌、今日仕事あるの?」

「ううん。今日は、ないよ」

「そっか」

私と詩織は、いろいろ話した。