「愛歌、ぎりぎり間に合ってよかったね」
「うん」
「だってあの先生、遅刻いたらうるさいって言ってたもんね」
「うん」
「それより、モデルの事考えた?」
やっぱり、詩織はその事を聞いて来た。
心配してくれたんだよね。
「ううん。まだ、考えてるの」
「そっか。ゆっくりでいいと思うよ。私は、愛歌がモデルやるの賛成だよ」
えっ……?
詩織から意外な言葉を聞いた。
「詩織は、私の事ムカツクとか思わないの?」
私は、詩織に聞いて見た。
「何が?」
「私がモデルにスカウトされた事」
「ムカツクわけないじゃん。ただ、悔しいのは本当だけどね。私の友達がモデルにスカウトされるなんて嬉しいじゃん。だから気にしないでいいよ。
愛歌がもしモデルをやりたいなら私は、応援するよ。私は、愛歌がモデルやるのいいと思うんだ」
「何で?」
「だってモデルをやればちょっとは起きれるようになれるし、写真と男嫌いが直るかもしれないじゃん。それに私は、愛歌が写真嫌い直したらプリクラとか一緒に撮れるじゃん。それに私も愛歌なら出来ると思うんだ」
「何で?」
「それは、自分で考えてみたら。とにかく私は、賛成だよ」
「詩織、ありがとう」
私は、泣きながら詩織に飛びついた。
「愛歌は、あいからわず泣き虫な所は変らないね」
と詩織は、言った。
詩織、私は嬉しかったんだよ。
だって私がモデルやったら詩織と友達で居られないんじゃと思ってたから……
でも、詩織は違ったんだね。
それでも私を応援してくれるんだ。
私にとって詩織は、最高の親友だよ。

