「えっ……?」

「愛歌は、写真と男嫌い苦手だし案外モデルをやっていくうちに直るんじゃないの?」

「そんな簡単に直るかな?」

「それは、愛歌次第だけどな」

「そっか」

「でも、やって見た方がいいと思うよ。愛歌なら出来ると思うんだ。俺には」

康太は、照れながらも言った。

「康太、ありがとう。私、モデルの事真剣に考えてみる」

「そっか。答えが決まったら俺にも教えろよ。じゃあ、俺帰るから」

康太は、そう言って立ち上がった。

「えっ……康太、帰るの?」

「ああ。じゃあな」

私と康太は、部屋を出て1回に行った。

「おじゃました」

「また、来てね。康太君」

「はい」

康太は、帰って行った。

もしかして康太は、その事を言うため私の家に来たの?

康太は、心配してくれたのかな?

たく。

康太は、心配症なんだから。

私は、クスクスと笑った。

「愛歌、嬉しそうね。何かあったの?」

お母さんが言った。

「別に」

私は、笑ってそう答えた。

次の日―

「おい。愛歌、起きろ」

康太がまた私を起こしに来た。

「ん……眠いよ……まだ」

ガバッ

「お前、起きないと遅刻するぞ。愛歌が起きないなら俺、1人で先行くからな。そしたら愛歌は、先生に怒られる確実100%だな」

康太は、いじわるそうにそう言った。

「もう、起きるよ」

私は、ベットから起き上がった。