「お前、ここに来たって事は……」

「うん。私は、勇輝の事が好きだよ……だから康太と別れてここへ来た」

私は、言った。

「本当か?」

勇輝が言った。

「本当だよ」

私は、笑顔で言った。

勇輝が私を抱きしめた。

私も強く勇輝を抱きしめた。

私と勇輝は、大勢の人の中この空港で結ばれた。

私と勇輝は、飛行機に乗った。

「お前、本当によかったのか?」

勇輝が言った。

「だからいいんだよ。私は、勇輝と離れるのが嫌なんだから」

私が言うと勇輝は、「お前、恥ずい事言い過ぎ」と言った。

私と勇輝は、空港の中で手と繋いで寝てた。

「愛歌、起きろ」

「ん……」

私は、目を擦って起き上がった。

「アメリカに着いたぞ」

勇輝が窓から外を指した。

「本当だ」

私は、窓から外を眺めた。

「降りるぞ」

「うん」

私と勇輝は、下に降りて外を見渡した。

カップルが多かった。

子供連れの人も居た。

「なぁ」

勇輝が言った。

「何?」

「いつか結婚しような」

「うん」

私と勇輝は、人ごみの中でそっとキスを交わした。