「何?」

勇揮が言った。

「3日間だけ時間を私にちょうだい 。3日間だけでいいから」
私は、言った。
「分かった。3日間だけな。それ以上は、待てないからな。もし、お前が俺を選ぶんなら1時にあの空港に来て俺と一緒にアメリカに着いて来て欲しい。でも、もしお前が俺を選ばないとしたら空港に来ないで欲しい。そしたら俺は、お前の事を諦めてアメリカに行くから。それでいいよな?」

勇揮が言った。

3日間だけ待ってくれるんだ……
「分かった。時間をくれてありがとう。私、3日間よく考えて見るから……」

私は、言った。

「じゃあ、俺は3日後お前が来るのを待ってるから」
勇揮は、そう言って帰った。

私も家に帰ってベッドに寝転んで考えた。

どっちかを選ぶかで私の人生が大きく変わる。

私の人生は、私次第。

よしっ、私は決めた。

私は、後悔したくない……

私は、あの人を選んだ。

もう後戻り出来ない……

私は、家を飛び出してあの思い出の場所に行った。