「生放送、入ります。それでは、スタート」

カメラマンの人が言った。

「いよいよAIKAちゃんと由紀ちゃんのモデル対決の決着が着きました。じゃあ、さっそく皆にどっちに投票したか聞いて見ましょか。じゃあ、そこの女の子。AIKAちゃんと由紀ちゃん。どっちに投票した?」

司会者の人が言った。

「もちろんAIKAちゃんです。ずっとAIKAちゃんのファンだったんで。だからAIKAちゃんには、期待してます」

女の子が言った。

嬉しい。

私に投票してくれたなんて…・・・

「おお、AIKAちゃんか。じゃあ、次。そこの女の子は、AIKAちゃんと由紀ちゃん。どっちに投票しましたか?」

「私は、由紀ちゃんです。だって由紀ちゃんのファンだったから」

女の子が言った。

「おお、由紀ちゃんね。2人もいい勝負になりそう。さてじゃあ、次にAIKAちゃんと由紀ちゃんに聞いてみよう。AIKAちゃん、自信の方は?」

私は、司会者の人に聞かれた。

「自信は、ありません・・・・・・でも、やれる事は精一杯やったんで後悔は、していません・・・・・・」

私は、言った。

「AIKAちゃん、いい言葉だね。じゃあ、次は由紀ちゃん。由紀ちゃんは、自信の方は?」

由紀ちゃんは、司会者の人に聞かれて堂々と答えた。

「自信の方は、もちろんあります」

由紀ちゃん、すごいなー。

自分に自信持てて・・・・・・

「由紀ちゃんの方は、自信あるんだ。じゃあ、ついに結果発表。ここに居る皆さん、本当にありがとう。勝つのは、AIKAちゃん? それとも由紀ちゃん? どっち?」

司会者の人が言った。

私は、目を閉じて“勝てますように”とお願いした。

「モデル対決で勝ったのは・・・・・・AIKAちゃんです。AIKAちゃん、トルフィーがあるんで取りに来てください」

私、勝ったんだ・・・・・・

嘘みたい・・・・・・由紀ちゃんに勝ったんだ・・・・・・私・・・・・・

「おめでとう。AIKAちゃん」

「ありがとうございます」

私は、トルフィーを受け取った。