「愛歌の初恋って小野君? 小野君、よかったな」
亜由がそう言って康太をチラっと見た。
康太は、照れて顔が真っ赤になってた。
「康太、顔赤すぎ」
高田君が康太をからかってる。
私は、何も言わずに顔を真っ赤にしてうつむいてた。
「まぁ、私は知ってたけどね」
詩織が言った。
「えっ、篠塚は知ってたの?」
平野君が言った。
「うん。愛歌とは、中学の時から一緒だったしね」
詩織が言った。
平野君が私と康太に聞こえないように何かひそひそ言ってた。
「じゃあ、うちら寝るな」
亜由が言った。
「私も寝よ」
「俺も眠いし、寝よっかな」
「俺も。2人で何か話してろよ」
私と康太以外、皆寝てしまった。
起きてるのは、康太と私だけ。
静かだった。
「愛歌、さっきの本当か?」
康太が頭をポリポリかきながら言った。
「うん・・・・・・」
私は、顔を真っ赤にして言った。
「俺の初恋、誰か知りたい?」
康太がニヤっとして言った。
康太の初恋?
知りたい。
「愛歌、耳貸せ」
私は、康太に言われるようにした。
康太は、耳元で「愛歌・・・・・・」と言った。
えっ、康太の初恋って私なの?
私は、康太の方を見た。
康太は、照れていて窓を見るばかりしてた。
私は、ちゃんと康太に愛されてると思って嬉しかった。
例え、康太はシャイで口ではなかなか言ってくれないけど…・・・
でも、康太はさりげなく優しい行動を見せる時もある。
私は、そんな康太だから康太を好きになったんだよ・・・・・・

