次の日―
「愛歌、起きろ」
「ん・・・・・・」
私は、目を擦って周りを見渡した。
「あっ、康太。おはよう」
私は、言った。
「“おはよう”じゃないだろ。愛歌、今日修学旅行だろ。7時30分に○○駅に集合だったろ。ほら、急ぐぞ」
康太が言った。
あっ、今日修学旅行だった。
「じゃあ、俺下降りとくな」
康太は、そう言って下に降りて行った。
私は、急いで制服に着替えて下に降りた。
「愛歌、急いで食べなさい」
お母さんが言った。
「分かってるよ」
私は、そう言って急いで食べた。
私は、食器を交わしてカバンを持って靴を履いた。
「よしっ、行くぞ」
康太が私の手を引いて家から出た。
「愛歌、それ貸せ」
康太がカバンの方を指した。
「えっ、いいよ。自分で持てるし」
私は、言った。
「いいから。俺、男だし体力には自信あるから。それに愛歌の足じゃ間に合わないかもしれないだろ」
康太が言った。
康太は、いつも一言多い。
「康太は、一言多い。じゃあ、宜しく」
私は、康太にカバンを渡した。
「じゃあ、走るぞ。ホラッ、手」
康太が手を差し伸べた。
私は、その手を握って康太と一緒に走って駅に向かった。

