「だから何だよ。さっきから」
康太が言った。
「別に。これは、女同士の話だし。別に康太の悪口は、言ってないよ」
私は、言った。
「あっ、お前絶対俺の悪口言ったな。白状しろ」
「だから言ってないってば」
私は、言った。
「でも、愛歌と康太君って仲いいよね。お似合いだし」
詩織が言った。
「そうやなぁ」
教室に戻って来た亜由は、私と詩織の話に割り込んで来た。
「べ別にお似合いじゃないし。亜由、彼氏の所言ってたの?」
私は、照れながら亜由の話題へと変えた。
「そうやで。うちは、休憩時間彼氏と会ってるで。ラブラブやからな」
亜由がニヤけて言った。
「亜由、よかったね」
「ラブラブだね。光輝も同じ学校だったらな」
詩織が言った。
「でも、詩織は光輝君と続いてるからいいよね」
私は、言った。
「そうやそうや」
亜由が言った。
「そうだよね。って言うか修学旅行明日だけどもう準備したよね?」
詩織が言った。
「うちは、もちろんしたよ。詩織と愛歌は?」
亜由が言った。
「私ももちろんしたよ。愛歌は?」
詩織の問いかけで私は、肩を落とした。
「もしかして愛歌。準備してなかったりする?」
詩織が私に聞いて来た。
「うん……」
私は、静かに頷いた。
「何や、まだしてないん。今日中にせんとな」
亜由が私の背中にポンと叩いた。
私は、顔を引きずって「うん……」と言った。

