「俺等は、6班だからな。覚えてな」

康太が言った。

「おおー、6班か。いいな」

亜由が言った。

「皆さん、班が決まったようなんで次は、どこに行くかパンフレットや資料を見て班で相談して決めて下さい」

実行委員が言った。

「皆、どこに行く?」

康太が皆に言った。

「俺、メイド喫茶行きてぇ」

高田君が言った。

「えっ、メイド喫茶?」

高田君以外、全員言った。

「何? いけなかった?」

高田君は、首をかしげて言った。

「メイド喫茶か。俺は、渋谷に行きてぇ」

平野君が言った。

「おおー、渋谷いいな。巧の意見は、なしな。他に行きたい所は、あるか?」

康太が言った。

「えー、何でだよ。康太」

高田君が言った。

「俺もメイド喫茶なんか行きたくないし。それにメイド喫茶行きてぇって言う人、お前だけだからな」

康太が言った。

「私、東京タワーに行きたい」

私は、言った。

「俺、愛歌の意見に賛成。皆は?」

康太が皆に聞いた。

「私も賛成」

「うちも賛成」

「「俺も賛成」」

皆、賛成って言ってくれた。

「じゃあ、愛歌の意見に賛成だな」

康太が言った。