事務所に入ると高岡さんが来た。

「愛歌、ちょっと会議室で話があるの。それで後もう1人モデルが居てね、愛歌ちゃんと
勝負する事になったの」

高岡さんが言った。

えっ、勝負?

誰と?

「勝負って誰とするんですか?」

私は、言った。

「今ね、愛歌と同じくらい人気なモデルが居るの。それで由紀ちゃんって言う子なんだけど、その子も結構可愛いの。それで化粧品の看板の対決をするの。どちらがふさわしいかを決めるためにね。それでプロデューサーの人や読者の人の投票で決まるの。これは、大きい仕事だからもし愛歌の看板が外に大きく貼られたりしたら今以上に人気が出るのよ。だから、愛歌に頑張って欲しいの。期待してるから頑張ってね」

高岡さんが言った。

えっ、私が勝負するの?

でも、私って勝負とか苦手なんだよね……

ハアー

何か不安になって来た……

「愛歌、そんなに緊張しなくてもいいのよ。いつも通りにしてればいいんだから。じゃ、会議室に入るから皆に挨拶してね」

「はい」

コンコン―

「失礼します」

私と高岡さんは、会議室に入った。

「こちら由紀ちゃんと対決するモデルのAIKAです。皆さん、宜しくお願いします」

高岡さんが言った。

「おおー。AIKAちゃんね。期待してるから頑張ってね」

プロデューサーの人に言われた。

私、期待されてるんだ。

皆の期待に答えられるように頑張らないと。

「初めまして。AIKAです。宜しくお願いします」

私は、言った。