私のお母さんと康太は、仲がいい。

今も私が朝食を食べてる間も話してる。

「愛歌、まだ?」

「ちょっと待って」

私は、急いで食べて食べ終えた。

「じゃあ、お母さん。行ってくるね」

「愛歌、康太君。いってらしゃい」

私と康太は、家を出た。

「愛歌、走るぞ」

「えー。走るの?」

「走らないと間に合わねぇだろ」

「分かったよ」

私と康太は、走って学校に行った。

ん? 何かこっちの方を誰か見てたような。

気のせいだよね。

キンコーンカンコーン……

「ふぅー。何とか間に合った」

「愛歌、おはよう」

そう言ったのは、私の親友の篠塚詩織。

私とは、正反対でしっかりしている。

詩織は、大人っぽい。

だから私の自慢の親友。

「詩織、おはよう」

「愛歌、まだ康太君に起こしてもらってるの?」

「うん、そうだけど……」

「康太君って優しいね」

「何で?」

「だっていつも迎えに来てくれるでしょ」

「うん、そうだよ」

「康太君が居てよかったね」

「うん」

「こら。そこ静かに」

「はーい」

私と詩織は、先生に怒られた。

私と詩織は、顔を見合わせて笑う。