私は、下を見た。

ひぃぃぃぃ

高いよ……

後少しで屋上。

屋上って怖い……

多分光輝君も今頃きっと怖がってると思う。

私が下を見てると康太が手を握ってくれた。

康太の手が暖かくて私の心が安心した……

やっと下に辿り着いた。

「はい。終わりましたよ」

私と康太は、出た。

詩織と光輝君を待ってた。

数分後、詩織と光輝君が出て来た。

「じゃあ、皆帰ろうか」

「うん」

「おう」

私達は、皆で帰った。

私は、帰り道ふと光輝君に言われた言葉を思い出した。

私は、勇輝の事を考えた。

何で勇輝は、言ってくれなかったの?

「愛歌……」

私が考え事してると康太が言った。

「あっ、ごめん……何か言ってた?」

「嫌、別に……」

康太が言った。

この時から私は、勇輝の事ばかり考えてた。

あれから1ヶ月ちょっと経った。

仕事も合ったけど、康太とは何回か2人でどっかに行った。

でも、私は心の奥で勇輝の事を考えてた。

何で勇輝の事ばかり考えてしまうんだろう……?

もう夏休みが終わって新学期に入る。

私は、知らなかった事がまだあった。