「以上。AIKAちゃんと勇輝君でした」

終わった。

「愛歌、ちょっとだけどおつかれ様。明日もちょっと出るから事務所に来てね」

「はい」

「じゃあ、送るわ」

「いえ、いいです」

「そう? じゃあ、気をつけて帰ってね」

「はい」

私は、事務所から出た。

次の日―

私は、いろいろ出た。

ドラマのアピールするために。

今日、私が出ているドラマが始まる。

正直、言って皆に見られるのは恥ずかしい。

でも、視聴率がよかったら嬉しい。

だって私の初ドラマだし、香織や咲とも一緒に出れたから。

「お母さん、今日の9時から私が出ているドラマ始まるよ」

私は、お母さんに言った。

「タイトルは?」

「HOME愛だよ」

「HOME愛ね。9時からね」

お母さんは、新聞を見て言った。

後、ちょっとで始まる。

ドキドキと緊張感がいっぱい。

あっ、始まる。

私は、テレビをつけた。

こんな風に写ってるんだ。