「俺は、お前を信じてるしな。ただ、試して見ただけ。その勇輝と言うやつは、何か言ってるのか?」
「勇輝とは、アレ以来あってないから分からない」
「アレ以来って?」
「旅館の時以来の事だよ」
「ふーん」
康太は、ちょっと拗ねていた。
「何拗ねてるの?」
「そいつ、羨ましいと思っただけだよ」
康太が言った。
康太ってこんな事、言うんだ。
「康太って意外にやきもち焼き?」
私は、康太に聞いて見た。
「そう。俺は、意外にやきもち焼きって失礼な」
「だってそう見えるもん」
「俺だって普通にやきもち焼くし」
「話変わるけど、詩織と亜由。何か言ってた?」
「気にせんとってなとか言ってたよ」
「そっかぁ」
早く学校に行きたい……
詩織と亜由とも話したい……
「じゃあ、俺帰るな」
康太は、そう言って立ち上がった。
「うん、バイバイ」
私は、康太に手を振った。
康太は、帰って行った。
ピッピッピッピッ……
ケータイが鳴った。

