あれから1週間後―

あれからファンレターを何度も貰ってるけど、ああ言う手紙が前より多くなっていた。

ハア―

ため息がつく……

あれから仕事も集中出来なくて何度も取り直したりもした。

高岡さんにもカメラマンさんにもいっぱい迷惑かけた。

頑張らないと……

気にしちゃダメだよね……

「愛歌、CMの撮影出来そう?」

椅子に腰がけて休憩していた私に高岡さんが心配して聞いて来た。

「あっ、大丈夫です。迷惑かけてごめんなさい……」

私は、高岡さんに頭を下げた。

「愛歌、頭上げて。愛歌、何かあったんでしょう? 私に言って見て」

高岡さんが言った。

やっぱり、分かったんだ。

どうしよう?

あの手紙の事、言おうかな?

でも、言ったらまた迷惑かかるし……

「愛歌、私マネージャーだから何でも言って。マネージャーってってパートナー見たいなもんでしょ。だから、愛歌が言ってくれないと分からない事もあると思うの。だから言って」

パートナー?

そっか。

どうだよね。

「あの実は……」

私は、高岡さんにあの手紙を見せて全て言った。

「どこのどいつだ。こんな事、するのは? 愛歌、ごめんね……私がよく管理してなかったから。でも、大丈夫よ。原因は、やっぱり勇輝君と交際してると思われてるからだよね? だったら今日、勇輝呼ぶから勇輝に全て記者の人達に言ったら分かるんじゃないのかな?」

高岡さんが言った。