「あんた、ムカツクんだよ。勇輝になれなれしく話して」

もしかしてこの子達、勇輝のファン?

私が勇輝と話してる所、見たのかな?

「私と勇輝は、別に友達だよ」

私は、言った。

「友達? そんな事言って信じると思ってるの? コレ、見てよ」

その女の子は、雑誌を見せて指を指した。

えっ、何コレ?

モデルの勇輝とAIKAは、出来てる?って言う記事。

それで私と勇輝が話してる所を撮られていた。

意味分からない。

誰が撮ったの?

「やっぱり本当だったんだ。そんな顔しても無駄よ」

「ちょっと待って。違うよ。私、こんなの知らない」

「これは、真実なんだから素直に言いなさいよ」

「だから違うって」

「本当にムカツク。いい気になってるんじゃないよ」

グサッ

私は、ナイフで刺された。

ドサッ

私は、倒れた。

康太っ