次の日―

ピロロ~ン……

私は、昨日仕掛けた目覚ましで起こされる。

「今日からロケ地か。本当にこれでよかったんだよね?」

何でこんな事ばっかり考えるんだろう?

私は、朝食を食べた。

「愛歌、ドラマの撮影頑張ってね」

「うん」

私は、食べ終わった食器を交わした。

ロケ地の準備も出来た。

昨日、台詞もきちんと頭に入れた。

正直、いろんな人の中でするのも緊張する。

でも、頑張らなきゃ。

ピンポーン……

インタンホーンが鳴った。

ガシャッ

私は、玄関のドアを開けた。

「おはようございます」

私は、高岡さんに挨拶をした。

「おはよう。愛歌」

「2ヶ月、ドラマの撮影宜しくお願いします」

「こちらこそ、宜しくね。昨夜、ちゃんと寝れた?」

「はい」

本当は、寝れなかった。

康太の事ばかり考えてて。

「じゃあ、お母さん呼んでくれるかな? 話もあるから」

「はい。お母さんに話あるって」

「分かった。今、行く」

私は、お母さんを呼んだ。