the number


僕は学校が終わったあと、いつものように列車にのり、景色を楽しんでいた。



隣には間をあけて一人の30代くらいの男性が座っている。




向かい側には僕と同じくらいの年齢の女性が座っていた。
僕が通っている学校の制服をきてるのできっと違うクラスの子だろう。









今日は木曜。







いつもと変わらない同じ車内かと思っていたが今日は違った。








ブツブツブツ。。











隣に座ってる男性がなにかボソボソいいながら座席のカバーを手で裂いていた。







この頃の僕は特に人に対して何か言えるほど勇気もなければ興味もなかったが、、








状況が違った。








ここは僕の大切な空間。
壊されたくない。











そういう思いが強かった僕はそのとき自分自身、思いがけない言葉を発してしまった。