『やめろよ』 そう叫んだ俺を 驚いた顔で彼女が見てる この時 初めて彼女の顔を見た 整った綺麗な顔立ち 『どうしたの?』 彼女はそう言いながら きょとんとしてる 『死んだらあかん』 俺は夢中でそう答えていた 『落ち着いて。私は死なないよ。』 彼女のその言葉で我に返り 俺の勘違いだと思い ハッとして 彼女の腕を掴んでた手を 慌てて放した 『ごめん!』 『ううん。私を心配してここまで走って来てくれたんでしょう。ありがとう。』