太陽王子と月の姫



そこであたしが見たものは

乱れた姿の母と

その上で
一心に腰を振っている見知らぬ男




中学2年にもなれば
その行為の意味は
十分にわかる



「優月っ..!」



母が
ドアの横で立ち尽くしている
あたしに気づいた


しかしあたしは
母の声に返事をする事もなく
気づけば
家を飛び出していた