「・・ごめん、花夏・・ぁたし、今日サボる、ね。」



それだけ言うと、あたしはバックを持って、走って教室を出た。



「え、ちょっまっ!佳奈ぁー!!」





気づかなかった、



失恋ってこんなに辛いんだね―・・?



今まで友達がいくら失恋したって、『また新しい恋探そっ?』とかいって励ましていた自分。




そんなに簡単に諦められるわけがなかった。



今までの自分の無神経さに泣けてきた。