朝、卓弥は成ちゃんに送ってもらい、
 帰って行った。

 「ねぇ、紗耶~」

 「成ちゃんさ、卓弥が好きなんかな」

 「成美が卓弥を?」

 「うん」

 「それはないやろお~。なんで?」

 「送る時とかさ嫌とか言いつつ顔が
  嬉しそうやったもん。」

 「ママもそれは思った。」

 「なな、あんま気にしんなよ?
  紗耶らあがおるけぇ大丈夫っ!」

 「ありがとお~(T^T)」