何気なく呟いた言葉。 心の中で、ナンノジュンビ? と囁く声が聞こえてきた。 「 …さあ、何のだろうね? 」 クスクスと小さく笑みを浮かべて、心の中の自分に答える。 心の中の声は、意地悪く再び問いかける “ワカッテルンデショウ?” 『 なにがなの? 』 “アタシニハワカルワヨ、アナタハネッカラノ……” バンッ!! 近くにあったゴミ箱をけった これ以上、心の中の声に何もいわせない