私は勇気の手をぎゅっと握った。 「勇気♪麻友だよ。今なんの夢見てるの?」 「ねぇねぇ勇気目覚ましてよ。」 いくら勇気を呼んでも動かない。 勇気… 「あのね。クラス皆でね勇気に手紙をお書いたんだよ。私が代わりに読むね」 そう言って私はクラスのみんなが書いた手紙を読み始めた。