冷たく、暗く寂しい闇に、



あたしは、


身も心も蝕まれてく…―






’助けて’


声にならない声であたしは、呟く。



それに返事をするかの様に、小さく声が聞こえた。


’……―――’


今度は、叫ぶ。

もちろん声にならない声で

’助けて!!’


それにもやっぱり返答らしきものが帰ってくる。




’俺が助けてやる’



その低く冷たい、でもどこか優しい声に涙が込み上げてくる。






分かってる、どんな事があろうと、あたしは、なかないから。




闇の中、あたしを包む温もりが温かくて、