私が知らなかったあいつの正体

ぶつかってしまった

尻餅をついた私は慌てて

「ごめんなさい!」
と謝り、急いで落ちてしまった教材を拾う

「天神さん 大丈夫?」

そう呼ばれて私は動きを止め
上を見上げると中津くんがいた

「あ、中津くん?授業中なのになんでいるの?」

中津くんは真面目なのにサボるはずがない
そう言って中津くんは口元を緩めて微笑んだ

「天神さんがあまりにも遅いから俺が探しにきた」

え?私を探しにきた?

「なんで?」

だって中津くんには関係ない事だもん