あたしの名前はヒナ


産まれた時は皆に祝福されて
産まれてきた


おばあちゃんもおじいちゃんも
お母さんもお父さんも
皆喜んでいた



家庭が壊れ始めたのが
3歳の時


お父さんが金遣いが荒くなり
よくお金をお母さんからとっては一週間帰ってこない

そんな生活が続いていた




だから3歳の時から
お母さんが寝るときに
隣にいてくれた事なんて
ほとんどなかった



お金を取られては
日払いの仕事の風俗へ
働きに夕方から出掛けて
帰って来る頃には
あたしは寝ている

そんな生活だった