襲うことはせずとも、心配した分だけ抱きたい本能が消えるわけでもなく、足の怪我を理由に聖良をお姫様抱っこしたのは龍也の腹の黒さを物語っている。
おんぶで胸の柔らかさを堪能するのも良いが、恥ずかしげに頬を染める聖良に、心配した侘びとお礼を兼ねてキスやら愛の言葉やらを散々要求する策略だ。
思いっきり鼻の下が伸び、スケベ親父化した龍也の姿を学校関係者が見たらきっとスクープものだっただろう。
もちろんお姫様抱っこで姫を連れ帰ったヒーローを新聞部が逃すはずは無い。
次の校内新聞の一面は、頬を染めた聖良と愛しげに彼女を見る龍也で飾られた。
普段から余り笑わず表情を崩すことの無い龍也の、珍しく柔らかな微笑みに、新聞が飛ぶように売れたのは当然で…
後日その時の写真が学内オークションで5万円もの高値がついたことは、後に伝説となる。
おんぶで胸の柔らかさを堪能するのも良いが、恥ずかしげに頬を染める聖良に、心配した侘びとお礼を兼ねてキスやら愛の言葉やらを散々要求する策略だ。
思いっきり鼻の下が伸び、スケベ親父化した龍也の姿を学校関係者が見たらきっとスクープものだっただろう。
もちろんお姫様抱っこで姫を連れ帰ったヒーローを新聞部が逃すはずは無い。
次の校内新聞の一面は、頬を染めた聖良と愛しげに彼女を見る龍也で飾られた。
普段から余り笑わず表情を崩すことの無い龍也の、珍しく柔らかな微笑みに、新聞が飛ぶように売れたのは当然で…
後日その時の写真が学内オークションで5万円もの高値がついたことは、後に伝説となる。



