憎しみの構図

結局は 亀君誘拐事件は
不問となる。

虐め発生の
危惧を持った
”ロボット先生”が
それを食い止めた。

先生ロボットの活躍は
目覚しい。
実は 竜太郎が画策したことは(いや、画策したと言うより 単純に思いのままに行動しようとした竜太郎のとった行動全ては)
先生ロボットのインプットされた想定内のことであった。

竜太郎の鬱積は
溜まる一方なのである。

月一回
行われる
ロボット先生
解体作業などでは
拭い去れるものでないところまで
追い込まれていた。