空に舞い散る桜の花びら


・・・優騎?



その数名の男女の中には、優騎の姿があった。



「な、んで・・?」




「優騎くんまじイケメンじゃぁ~ん、みゆうまじタイプぅ~」



自分の事をみゆうと呼んだその女の子は、優騎の腕に腕を絡ませた。





やめて、



優騎に触らないで。



やめて、



「や、めて・・!」



私は気がつくと、その男女のほうに向かって走り出していた。




「やめて!優騎に触らないでっ・・・」



私は必死になって優騎の腕に絡む腕をほどく。



「っ・・空っ?!」




「なにこの子ぉ~、優騎くんの彼女ぉ~?」



「え~いたのぉ~?つまんないんですけどぉ~」



「じゃぁ、うちら行くね~ばいばぁい~」