・・・優騎?
その数名の男女の中には、優騎の姿があった。
「な、んで・・?」
「優騎くんまじイケメンじゃぁ~ん、みゆうまじタイプぅ~」
自分の事をみゆうと呼んだその女の子は、優騎の腕に腕を絡ませた。
やめて、
優騎に触らないで。
やめて、
「や、めて・・!」
私は気がつくと、その男女のほうに向かって走り出していた。
「やめて!優騎に触らないでっ・・・」
私は必死になって優騎の腕に絡む腕をほどく。
「っ・・空っ?!」
「なにこの子ぉ~、優騎くんの彼女ぉ~?」
「え~いたのぉ~?つまんないんですけどぉ~」
「じゃぁ、うちら行くね~ばいばぁい~」

