「ナル…辛い……?」

「…辛いのは民だよ」



優しく微笑むこの人は、どれだけの痛みをかかえてるんだろう…


太陽が消えたこの世界で、成す術も分からないまま…


「花音姫、そんな顔をしないで。まだ頑張れますから」

「ナル……」



頑張れるって微笑むナルは、なんだか痛々しかった。