「おい、ルチアが現れたって本当か?」 「そんなわけあるか。伝説にすぎないだろ」 …ルチア……? ってまさかあのルチアか? 「だが、国王が直々に命令してきたんだぞ?」 「そ、それは……」 ルチアが本当にいるかは別としても… ルチアかもしれないと疑われている人間がいるってわけだ。 「面白い。あいつらより先に見つけてやる」 価値はないが国が欲してるもんを奪うのは気持ちがいい。 「ラウ、行くぞ」 ラウは無言で空を飛ぶ。 ラウの後を追い、駆け出した。