―――――――――― ―――――――― ――――― 「行ってしまったんだね…」 僕は彼女がいたその場所をただ見つめた。 桃色の髪の少女。 優しい瞳をした、無垢なる少女…… 次にルチアの力を継承する僕の…… 「君が全てを知ったら、君は泣いてしまうのかな…」 花音、君が僕を大切に思ってくれているように、僕も… 「僕も君が大切だ…」 たとえ、この先夢でしか会えないのだとしても… 僕は、やっと見つけられたんだから… 「君という希望を…」 変えられなかった未来を変える、唯一の光を…