「…私は花音」 『花音…。美しい音の名だね。君に出会えてよかった』 私もあなたに会えてよかった。優しい私の大切な人… 「私、未来でもあなたに会いたい。ずっと探してたの…」 あなたに触れたい。 夢でしか会えないあなたに会いたい… 『…それは……』 ルカが困ったように笑う。 なんだろう… どうしてそんな顔をするんだろう… "もう会えない" そんな嫌な予感がした。 それを無理矢理振り払う。