「あ、あの…っ!!?」

ぶつかるっ!!!!


―シュンッ

「え……えぇっ!!?」


ありえない事にお手伝いさんは私をすり抜けてしまった。


良く見ると、私の体は透けている。


一体どうなって…


「ここはどこなの…?」


途方に暮れる。
とりあえず歩いてみる事にした。


「パーティーがあるとか言ってたっけ…」


なら広間に行ってみよう。どうせ誰にも見えないみたいだし…


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広間へ行くと、お手伝いさん達がまたせかせかと走り回っている。



大変そうだなぁ…