「なんだ!!!?」 「空間が歪んでいます!!出来るだけ一人にならないよう…」 ―グワンッ 「…みんなっ!!!」 みんなの姿が歪んでる。 無我夢中で手を伸ばした。 「誰かっ…助け…」 ―グイッ 伸ばした手を誰かが掴んだ。その手に引っ張られる。 …意識が…… 歪んだ視界の中でただ手の温もりだけを感じて、私は意識を手放した。